【ちなみ製作所】 ビン詰め - 詰めた感触
ビン詰め - 詰めた感触
<追記>
恵裁園ヒマラヤの下記のくだりについて、
「また、同じブナでも恵裁園のブナは、
少し分解の進んだオガ? という印象。
水分のせいもあるだろうが、気持ちオガが柔かく感じた。
ひょっとしてここがポイントか? と想像。」
→ 下線部、ヒラタ、その他で大型を出しているこの菌床のポイントかも?
という良い意味です。
なので、何とか手なづけて使いこなしたいのが本音です(笑)
----------------------------
さて、ビンも詰めたりで約350本まで完了・・・
あと本棚にも、また既に菌の回った新外産はすでに冷蔵庫に入れてある。
忘れないうちに詰めた感触を記しておく。
まず詰めやすさだが、
圧倒的に水分量の少ない菌床が詰めやすい。
水分量の少ないものが上位に来た。
詰めやすさの順に、
新外産、Levin-G SP、大夢ブナ100 が同列で首位、
続いて PIT、 そして最後が恵裁園ヒマラヤとなる。
続いて菌の回りの早さだが、
これは新外産が圧倒的に早かった。
理由は恐らく、粗目の比率が高いため、通気性がよいことであろう。
次に Levin-G SP、PIT、大夢がほぼ同列。
そしてまた最後に恵裁園ヒマラヤとなった。
そして気になる詰めた菌床の量だが、
これは水分量の多いものがやはり上位にきた。
詰める量の決定基準は、最初数パターン試してみて、
一番仕上がりがきれいになる量、そして作業のやりやすさも加味した。
また、菌が回りそうかどうかも考慮している。
恵裁園ヒマラヤが 660g で首位。
続いて PIT 、Levin-G SP の620g、
次いで新外産、Levin-G SPの一部 600g、
最後に大夢ブナ100 の550g であった。
以下、雑多に印象を記す。
まず新外産だが、以前の記事にも書いたとおり、少し粗い印象を受けた。
粗すぎても劣化が早くなるので、少しこの粗さをマイルドにしたい。
よってポチさんの分のビン詰めに使う分は、
AGと新外産の50%ずつのブレンドを作ってみることにした。
ブナ微粒子も考えたが、ここはポチさんに希望をとり、AGを選んだ。
次いで大夢ブナだが、これも以前に書いたとおり、粒子が少し細かいので、
550g と保守的な量を詰めた。
とりあえず菌は回ったが、劣化と通気は心配である。
よって2本目ではコースをブレンドする予定である。
コースはクヌギ主体なので、ブナで統一したいという希望からは外れるが、
これはこれでよいとした。
ついでPITだが、水分量は Levin-G SP や大夢ブナに比べて
若干多めの印象である。
しかし気になるほどではなく、菌の回りも悪くない。
ドルビーさんのお勧めに従い、粗目7に微粒子を3の比率で混合した。
調度良い粗さに仕上がったという印象。
詰めやすさも悪くない。
Levin-G SPだが、これが平均的に一番作業がしやすく、
また菌の回りも悪くなかった。
追加で空気穴を開けたりもしたが、
830cc に関しては、今思えばほうっておいても回ったのではないかと思える。
ただ1500cc については不安もある。
ポチさんの分を追加発注しているので、
そちらで追加穴を開けない作成方法も試してみる予定。
そしてついでだったので、
Extra と Levin-G SP の実験用ブロックも購入した。
そして Half & Half を作ってみた。
Levin-G SP だけでは少々細かめという印象だったが、
Extra を混ぜたらはるかに良くなった。
新外産ほどの粗さは感じない。
しかし今度は逆に気持ち粗めが多いと感じたので、
2本目ではLevin-G SP が2に対して、Extra を1混ぜてみようとも考えた。
ただ、Half & Half でも十分そうな印象ではある。
最後に恵裁園ヒマラヤであるが、
一番苦労したのはこのブロックである。
まず、水分が多いことでキノコ発生を危惧している。
このメーカーのキノコ発生については皆さんお悩みのようだ。
私も昨年多いに悩んだ。
よって水分量を下げる試みを実施した。
プレス後に染み出た水分を吸い取るのだが、
5ブロックから560ml を回収できた。
1ブロック3000cc とすれば、3.7%の水分量の減少となる。
ビン上部もパサッとした感じになり、悪くなかった。
しかしいかんせん手間がかかる・・・
なので、残りのブロックではレンジ殺菌した生オガをブレンドし、
水分含有率を下げる実験を行うことにした。
菌糸ブロック3に対し、生オガ1の予定である。
これで計算上は、水分が少ないメーカーと同じくらいの水分量になると推測。
あと悩んだのは、チップが大きく、
水分のためかオガの膨張率(?)もかなり高いようで、
詰める菌床の量がかなりかさばることだ。
そうするとかなり詰めにくい。
昨年はさほど気にならなかったのだが、
他の詰めやすいメーカーを経験すると、どうしても辛い。
特に今年はビンはすべて自分で詰めるので、
ビン詰めの能率は大きな要素だ。
また、昨年からパーツを変更しているせいもあるだろう。
これも生オガのブレンドで緩和されることを期待する。
次いで菌の回りである。
今年は去年よりも水分が多めとどこかで聞いた。
どうも去年よりも回りが遅いのはそのせい?
水分が多いと通気も悪くなる気がしている。
これも生オガブレンドの実験で検証してみたい。
また、同じブナでも恵裁園のブナは、
少し分解の進んだオガ? という印象。
水分のせいもあるだろうが、気持ちオガが柔かく感じた。
ひょっとしてここがポイントか? と想像。
ビン詰めの残りもあと60ブロック弱となった。
あと一息、走り切りたい。
・・・・と、最後に。
気付けばもう19,000Hit を越えている。
以前に20,000でやると言っていた感謝のプレ企画。
小規模ながら、近々何かやろうと考えています。
ただ、応募条件を設ける形にすると思いますのでご容赦下さい。
スポンサーサイト
Comment